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FUE法メリット/デメリット

FUE(Follicular Unit Extraction)法の一番の特徴は、メスを使わないで手術を行う事です。
パンチと呼ばれる専用の機械を使って、皮膚に小さな穴を開けて毛根をくり抜いてドナー株を採取します。

この方法の一番のメリットは、メスを使わないので傷あとが小さくて済むことと、術後の治りや痛みが早いことです。
採取あとの傷は縫合の必要がなく、自然にふさがるのを待ちます。
また皮膚を切らないため、頭皮が張っていてメスをいれた手術が困難な方でも行える植毛法です。

メスを使った植毛手術に抵抗のある方や、皮膚の状態的に難しい方には優れた手術方法に思えるかもしれませんが、実はリスクも多い治療法なのです。
デメリット面もきちんと抑えておきましょう。

メスを使わないので確かに傷跡は小さく済みますが、無傷ではありません。
米粒状の小さな傷は残ってしまいますので、刈り上げたりベリーショートなど皮膚が頭皮が透けるようなヘアースタイルをした場合は、傷が目立ってしまいます。
またパンチでドナーを採取するのは大変技術を必要とする為、採取時に毛根を傷つけてしまうドローナスという現象が起きる確率も高いのです。
傷ついてしまった毛根は、移植しても生着する確率がゼロに近く、せっかくのドナーを無駄にしてしまうことになります。
また一度に大量のドナーを採取できないので、広範囲の植毛には向いていません。
メスを使うFUT法に比べると本数あたりの手術時間が掛かるため、費用の面でも倍以上かかってしまいます。

以上から、次のFUE法は次のような方に向いている方法です。
・メスを入れる手術に抵抗がある。
・大きな傷跡を残したくない
・皮膚が張っていて、メスを入れる植毛方法はできない。
・小さな傷あとを埋めたり、まゆやまつげなどのピンポイントの植毛をしたい

FUE法は、ドローナスが起きる確立が高いと言われていますが、これは施術する医師の技術力に左右されます。
FUE法での植毛を希望するのであれば、十分な技術があり信頼できるクリニックを選んでください。

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